Oceanic abundance
海のような豊かさ
古来の中国では龍、麒麟、鳳凰、霊亀を縁起の良い霊獣としていました。そしてその霊獣は世の中が瑞気に満ちて、平和な時代のみに出現するそうです。
龍というと、西洋の龍(ドラゴン)と東洋の龍(たつ)が思い浮かびます。
西洋の龍は、コウモリの翼を持っています。
もともと縁起の良い幸福を招く動物とされたコウモリと、東洋の龍が混ざったものが西洋の龍です。しかし、のちに西洋の龍の場合は、火を噴き、悪役にされてしまったという残念な歴史があります。
しかし東洋の龍は、それとはまったく逆に雨を降らせ、豊かな収穫をもたらす神聖な存在として崇拝されました。
私が好きなのは東洋の龍です。
東洋の龍は、天地を自由に動き回り、そこに流れを起こします。天や海の流れを司っているとされているのです。
流れとというのはエネルギーの動きのことです。英語でいうエネルギーは、日本語でいう「気」を表しています。
天の気の流れを天気と言い、経済の気の流れを景気と言います。
私たちの体の調子が良ければ、本来の流れ、つまり元気と言います。
水に流れがあれば清らかになりますが、流れがないと淀みます。
私たちにとって大切な流れを司っている神様が龍です。
運気を上げるというのは、運の流れを作ること
滞ることのないように、動きを作り続けることが大事なのです。